愛してるなんて言わないで


「知ってる。こんな女洸くん嫌い
なんだもんね?それなら付き合ってる
意味なくなーい?」


嫌味になったけど、あたしの本心。

気づけよ、ばか。

あたしの心はガラス並みに繊細で
傷つきやすいんだよ?


そんなこと言われたらヒビが
入っちゃうでしょ?


『なんでそんなこと言うわけ?
華穂喧嘩したいの?』


あ、少し険悪ムード。

これじゃ笑えない。


「なんでマジにとっちゃうかなー?」


冗談だよー?とにこやかに伝えた。


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