愛してるなんて言わないで
それからは、声が聞きたいと電話したり、メールをしたりしなかったりと。
付き合ってた頃と何ら変わりなく。
あの頃に戻れたのかな?と錯覚してしまう程だった。
そして、自惚れて。
あの頃に戻ったみたいだね。
と笑いながら伝えて、戻りたいの?って聞かれて電話越しに泣いて…
あたしはどんどん弱っていった。
付き合ってた頃の優しさを求めていたあたしは、この頃から洸くんとの幸せだった時の夢をよくみるようになった。
現実逃避なのかな?
甘くてふわふわしてて。
それでも、最後は暗闇に堕ちていく…
目を覚ますと1人で。
泣いて、叫んで、錯乱して。
どんどんひどくなっていった。