愛してるなんて言わないで



それからは、声が聞きたいと電話したり、メールをしたりしなかったりと。


付き合ってた頃と何ら変わりなく。


あの頃に戻れたのかな?と錯覚してしまう程だった。


そして、自惚れて。


あの頃に戻ったみたいだね。


と笑いながら伝えて、戻りたいの?って聞かれて電話越しに泣いて…



あたしはどんどん弱っていった。



付き合ってた頃の優しさを求めていたあたしは、この頃から洸くんとの幸せだった時の夢をよくみるようになった。



現実逃避なのかな?


甘くてふわふわしてて。

それでも、最後は暗闇に堕ちていく…


目を覚ますと1人で。


泣いて、叫んで、錯乱して。


どんどんひどくなっていった。


< 129 / 138 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop