愛してるなんて言わないで



『やっぱりな。そうだと思った。』


なんでそんなに余裕があるの?

あたしなんて全く余裕なんてないのに。


「あっそ。言ったから、いいでしょ?」



恥ずかしいよ。

もう、いいじゃん。

なんの羞恥プレイ?


『ごめんな?あ、もう夜中か。
そろそろ寝ますか?』


あ、そんな時間か。

確かに同窓会ではしゃぎすぎて
眠いんだなー。

「そうだね。そろそろ寝よう。」


『明日も電話していいかな?』


え、明日も?

明日も洸くんの声聞けるんだ。

嬉しいな。


「いいよー。」


『その時、言いたいことあるから。』


え、なんだろう。

まぁ、明日分かるし。

襲ってきた睡魔に勝てれず
深い眠りに落ちて行った。


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