愛してるなんて言わないで


ピロリンッと受信を知らせる
音楽が響く。


「うー…。洸くんかぁ。」


愛しの洸くんから。


大丈夫か?


たった5文字の短い内容。

洸くんらしいなーと思った。


腰が痛いの


そう返して薬のおかげで
うとうとしてた。


ピロリンッと再び携帯が鳴る。


開いた瞬間、その内容にあたしは
怒りを覚えた。

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