愛してるなんて言わないで



「いやだ。あたし洸くんの財布に
なりたくないもん。」


『なんで?俺のこと好きじゃないの?』


え?

今、なんて言った?


あたしの聞き間違いかな?


財布が当たり前みたいな言葉が
聞こえたような…。

不安を覚えて、聞き返してみた。

「え、何?ごめん。
聞き取れんかった。」




それでも、あたしの希望を
打ち砕く言葉を告げらた。



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