恋の彗星―僕が彼女と結婚した理由―
「何かご用でしょうか?」

「『五十嵐宝石店』のイメージキャラクターが新しくなったことは知っているな?」

「はい、ご存知です」

前のイメージキャラクターは男性だった。

それも、ものすごい美貌を持った。

それで売りあげがあがったと言うのは事実である。

「明日のキャンペーンに出席して欲しいのだが、大丈夫か?」

明日のキャンペーン?

いわゆるお披露目会見と言うところだろうか。
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