恋の彗星―僕が彼女と結婚した理由―
「うん、そうアルね」

僕もマネをした。

円が楽しそうに笑う。

僕たちは適当に雑談をしながら、夕食を食べ進めた。

「ねえ、ここデザートもきっとおいしいよ!

頼んじゃおうか?」

「いいよ。

すみません、ちょっとー」

手をあげて店員を呼ぶ。

マンゴープリンとごま団子と杏仁豆腐を追加注文した。

「お客さんよく食べるでアルね~」

店員は最後にそう言うと、厨房へ向かった。
< 44 / 60 >

この作品をシェア

pagetop