恋の彗星―僕が彼女と結婚した理由―
僕の周りにはカメラを持ったパパラッチやら、テレビ局の車やらが集まっている。

「昨日押切円さんと食事に出かけたそうじゃないですか!」

「今日発売の週刊誌、ご存知ないんですか!?」

あちこちから飛び交う声。

何が何やらさっぱりである。

とりあえず、ここから脱出!

「あ、待ってください!

まだ質問に答えられてないじゃないですか!」

「追え!

芸能ニュースの一面を飾るぞ!」

マスコミたちが追いかけてくる。

一体何なんだ!?
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