【短編】保存メール

「てか、綾音、図書委員でしょ?真也と一緒だからいいじゃん♪今日でしょ?」


あたしなかなか頭いいじゃん。


「同じ図書委員でも話さないもん。真也、柚とは結構話すのにあたしとは全然だもん。」


そうなのか…
真也…話してやってよ。

これじゃぁ、あたしが大変だよ;;


「綾音も積極的に行かなきゃ!ね!?」


あたしってダメかな…
真也の好きな人しっててこんなことを綾音にいうなんて…



「じゃま。」


後ろから声の低い…
真也かよ。


「ごめんなさいね~」


「ふッ」


なんだその【ふッ】て!?


綾音…心からこんな奴は辞めた方がいいって思うよ。



「はぁ~柚、いいよ。あたし、真也あきらめる。」


え!


「な…なんで…」


なんで?…


「だって、真也特定の子としか話さないじゃん。」


そうなのか…?


「そんなこと…」


「ある!」


そんなことないよって言おうとしたら綾音は、落ち込んでるどころかニッコリして言った。




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