【短編】保存メール

あたしは携帯を開いた瞬間、返事する気なんておきなかった。


携帯をベッドの上に投げて再び勉強再開ッ!ってしようとしたら、また携帯がなった。



もう勉強はあとでいいか…


真也…なんだろう。


一通目

FROM 真也
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ちょっといいか?
  -END-
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


二通目

FROM 真也
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
シカトか?
  -END-
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


シカトしたかったよ!!



DEAR 真也
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
何?
  -END-
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



返事をしてから数秒で返事が来た。



FROM 真也
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
俺、美幸に告った
ぞっ!
  -END-
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

え゛…まぢ?


驚きと一緒に笑いが出てきてしまった。



告ったんだ…ははッ


すごいな。




DEAR 真也
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
で?返事は?
  -END-
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


美幸はモテるから、どうしたんだろう。


さっきよりは遅く返事がきた。



FROM 真也
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
振られた(つд`)
  -END-
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


どう返事をしたらいいんだ?



こういうの困るな…





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