ロイヤル☆

「はい」

そう言いながら彼は

私に手を差し伸べてきた

『……はい?』

私は思わず聞き返した

いや…と言うより分からないフリを

してしまったのだ

ザァァァァ…

木々の擦れる音が一段と響く

「…」

『…』

何故かって?

勿論、それはね……

世に言う沈黙状態だから!

沈黙とは恐ろしい………

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