終わらない恋になれ
私を見ているようで全く見ていないまなざし。怖いと思う気持ち以上に目を逸らしちゃいけない気がして、私は震えながらもまっすぐ常陸を見上げて。
すると、常陸の唇がゆっくりと開いた。
「人間風情が俺に口答えをする気か。貴様は我々の餌でしかない、俺に逆らうことなど許すつもりもない」
「―――人間は!愛がなきゃ結婚なんかしないの!」
感情のこもらない言葉に、私は怒りを抑えられなくなっていた。
そう叫んで激しさを増す鼓動を抑えようとしても、抑えが効かない。
すると常陸は、馬鹿にしたように鼻で笑うと私の顎を力強く掴んでこう吐き捨てた。
「愛などいらない。―――俺に必要なのは貴様の身体だけだ。魔力さえあれば今すぐ貴様の体の自由を奪って、子を孕むまで犯し続けてやるのに」