終わらない恋になれ
6th そんなつもりじゃなかった
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変わらないものなんかなくて。
私だけを置いて、物事は常に変わっていった。
「………ぅ、ん…」
目を覚ますと、そこにはいつも通りのベッドからの風景が広がっていた。
(…あ、れ?昨日は…)
昨日は常陸がベッドを使っていたから私は床の上にクッションを並べて寝たはずだった、のに。
そう思いながら起きあがると、いつものクッションに座りテレビを見ている小人サイズの常陸の姿を目にして。
「あ、あれ?」