終わらない恋になれ
「…痛、っ――…!」
私の身体は床の上に投げ出され、そうつぶやくのを常陸は腕組みしながら冷ややかに見つめているのがわかった。
なぜか身体の自由が利かなくて、唯一動かせる視線を動かすと、常陸の瞳が淡く緑色に光っていて。
「………さて、貴様の血はどのような味がするのか確かめさせてもらおうか」
そう言った瞬間、私の身体は何かに操られているかのように起きあがり、常陸の目の前に動かされた。
露わになっている首筋に常陸の指が這う。
ほんの少し触れただけなのに私は敏感に反応していて、気づけば身体中が熱くなっていて。
触れられて嬉しいくせに、同時に怖くてたまらなくなった私はぼろぼろと涙を流して常陸の顔を見つめていた。