午前0時、夜空の下で
「アタシ、ココが黎明館に戻ってしばらくしてから、目ぇ覚めたんよ。すぐココんとこに行こうとしたんやけど、ノーラたちに、今寝たばかりだからゆっくりさせてあげて、って言われて。明日の朝には起きとるやろと思ったら……まだ寝とるんやもん。無理に起こしたくもなるわ」
まったくもう、と唇を尖らせるミスティアに、ココはただ身体を縮こませるしかない。
「ま、無事やから許す。ココ、店はどうする? 昨日の夜、ダンナ様が休ませようかってアシャンたちと話してたけど」
アタシは出るよと微笑むミスティアに、心も頷いて立ち上がった。
散々寝た挙げ句、これ以上休むなんてあまりにも申し訳ない。
軽い怪我をしていたミスティアならともかく、心は無傷だ。
まったくもう、と唇を尖らせるミスティアに、ココはただ身体を縮こませるしかない。
「ま、無事やから許す。ココ、店はどうする? 昨日の夜、ダンナ様が休ませようかってアシャンたちと話してたけど」
アタシは出るよと微笑むミスティアに、心も頷いて立ち上がった。
散々寝た挙げ句、これ以上休むなんてあまりにも申し訳ない。
軽い怪我をしていたミスティアならともかく、心は無傷だ。