午前0時、夜空の下で
黎国しか知らない心も、他の国に興味があったので、興味津々といった様子で歩き出す。
国査所からあまり離れていない場所にも街があるらしく、静まり返った街で閉じた露店を眺めながら歩み続けた。
脇道に入ってしばらく進むと、今度はにぎやかな界隈に出る。
ここが琅の歓楽街なのだろう。
黎と比べてあまり治安はよくないからと、ミスティアの守護人が顕現してともに歩いた。
男たちは、光から逃れるかのように俯いて歩く者、辺りを物色しながら歩く者などさまざまだ。
これは黎でも同様に見られる光景だが―……
「何、あれ……」
頭から冷水を浴びせられたかのような衝撃が心を襲う。
彼女の視線の先にあるもの、それは。
「アンタ、奴隷を目にするのは初めてなのかい?」
不意に、声を掛けられた。
振り返ると、露出の激しい衣装に身を包んだ女性が、眉をひそめて心の視線の先を見つめている。
……檻の中に閉じ込められ、家畜のように手足を鎖で繋がれた――奴隷たちを。
国査所からあまり離れていない場所にも街があるらしく、静まり返った街で閉じた露店を眺めながら歩み続けた。
脇道に入ってしばらく進むと、今度はにぎやかな界隈に出る。
ここが琅の歓楽街なのだろう。
黎と比べてあまり治安はよくないからと、ミスティアの守護人が顕現してともに歩いた。
男たちは、光から逃れるかのように俯いて歩く者、辺りを物色しながら歩く者などさまざまだ。
これは黎でも同様に見られる光景だが―……
「何、あれ……」
頭から冷水を浴びせられたかのような衝撃が心を襲う。
彼女の視線の先にあるもの、それは。
「アンタ、奴隷を目にするのは初めてなのかい?」
不意に、声を掛けられた。
振り返ると、露出の激しい衣装に身を包んだ女性が、眉をひそめて心の視線の先を見つめている。
……檻の中に閉じ込められ、家畜のように手足を鎖で繋がれた――奴隷たちを。