午前0時、夜空の下で
最後には涙目になり、どうすればいいの、と言葉を漏らす。
「とりあえず、ヴェルディ様と話してみます。あの方は不必要に心配をかけるような方じゃないから、きっと何かあったのよ。ミスティアも行こう? ヴェルディ様に紹介したいし」
ノーラはサッとミスティアの手を取ると、勢いよく扉を叩いた。
「ノーラです! 失礼します」
クルシェナが呆気に取られる中、相手の許可も得ずにズカズカと部屋へ入り込んだノーラは、そのまま寝室へと繋がる扉を勢いよく開ける。
その途端視界いっぱいに広がるのは、溢れんばかりの白。
壁も、カーテンも、寝台も、すべてが真っ白に揃えられていた。
琅の派手な内装に慣れ始めていたミスティアは、思わず怯む。
「とりあえず、ヴェルディ様と話してみます。あの方は不必要に心配をかけるような方じゃないから、きっと何かあったのよ。ミスティアも行こう? ヴェルディ様に紹介したいし」
ノーラはサッとミスティアの手を取ると、勢いよく扉を叩いた。
「ノーラです! 失礼します」
クルシェナが呆気に取られる中、相手の許可も得ずにズカズカと部屋へ入り込んだノーラは、そのまま寝室へと繋がる扉を勢いよく開ける。
その途端視界いっぱいに広がるのは、溢れんばかりの白。
壁も、カーテンも、寝台も、すべてが真っ白に揃えられていた。
琅の派手な内装に慣れ始めていたミスティアは、思わず怯む。