午前0時、夜空の下で
「……駄目と言ったはずだ。外に出てろ」
低いリーダーの声に、心は目を細める。
「私はミルフィーユじゃないよ、リーダー」
声に反応して男たちが一斉に視線を向けてくる中、心は無言で中央へと歩み寄った。
「何か理由があるんだろうけど……その理由は、ミルフィーユにすら話せないようなことなの?」
腕を組み、ぐるりと男たちを見渡せば、気まずそうに目を逸らされる。
「新参者に話せないって気持ちはわからないでもないけど――」
「……そんなんじゃねぇ。新参者なんかどうでもいいんだ。仲間だからこそ、巻き込みたくねぇこともある」
舌打ちをして広げられた紙を睨む姿に、心はフッと笑った。
低いリーダーの声に、心は目を細める。
「私はミルフィーユじゃないよ、リーダー」
声に反応して男たちが一斉に視線を向けてくる中、心は無言で中央へと歩み寄った。
「何か理由があるんだろうけど……その理由は、ミルフィーユにすら話せないようなことなの?」
腕を組み、ぐるりと男たちを見渡せば、気まずそうに目を逸らされる。
「新参者に話せないって気持ちはわからないでもないけど――」
「……そんなんじゃねぇ。新参者なんかどうでもいいんだ。仲間だからこそ、巻き込みたくねぇこともある」
舌打ちをして広げられた紙を睨む姿に、心はフッと笑った。