君がいた夏
相変わらずの毎日。
皆と過ごして、時間はあっという間にすぎていく。
私たちは春休みを明けて、2年になった。
私と歩はC組
明美はB組と離れてしまった
先輩は3年だから科目別になった先輩は理系クラス。
「それじゃまた後でねー」
私と明美はクラスの前で別れる
「お、菜穂。おはよ」
「歩」
クラスに入ると歩が笑う
「おはよう」
「菜穂ー、こっちこっち」
「え?」
私はいきなりクラスの女の子達に腕をひかれると窓につれてこられる。
「え、何?」
「ほら、あそこー」
友達が指差した先には
朝から校庭でバスケをしてる先輩。
「相変わらず、菜穂は羨ましーなぁ」
「あんなイケメンの彼女なんて」
みんなが口々に言うなか、私は優陽先輩を見つめる。
シュートを決めた先輩が皆に頭をわしわしされて
無邪気に笑ってる。