君がいた夏
どこに行くかとか、なにも聞かされてないまま
とりあえず、1時に駅の前で待ち合わせとだけ言われた
「……菜穂ちゃん、お待たせ。いこうか」
「え?ど、どこにですか?」
「いいから、いいからー」
そういうと先輩はどんどん私の手をひいて歩いていく
どこに向かってるんだろう?
「……先輩……あの?」
「まぁまぁ」
先輩はそれだけいってにこにこ笑ってる。
「………?」
なにもわからずただ着いていくと
いきなり先輩が止まった。
「きゃ!………もー急に止まらないで……くだ、さい……よ」
私はその目にうつる光景に目を見張る
ここって……………