【長】Photo*Jumper
「なんで迷惑かと思ったわけ?」




「大地の返事が嫌々な様に聞こえたから。」




「誰も嫌って言ってないじゃん。」




「それにこの間、男子達と一緒に話してたの
 聞いちゃったんだよね。」




大地の顔が少し歪んだ。




聞かれていたのかという表情だ。




「好きな人、いるんでしょ?」




「・・・。」




なんで黙るの、大地?




YESならYESって言えばいい。




NOならNOってはっきり言ってよ。




『もういいッ』と言って立とうとした瞬間、




大地が口を開いた。




「・・あぁ、いるよ・・・。」




あたしの世界は一気に暗雲で




いっぱいになって、雨まで降り出した。




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