【長】Photo*Jumper
音のない世界・・・か。




みんなに嘘ついてるんだよな。





もう嘘なんてイヤだよ・・・。




自分を更に隠すだけじゃん。




向き合ってない、自分と。




ピッピッとあたしは携帯を手に取った。




トゥルルと電子音が鳴る。




『はい、水神です。』




「こんにちは・・小菅ですケド。」




『よー、小菅サンッ。』




「すっごい唐突な質問してもいいですか?」




『うん、今は平気だよぉー。』




ウチは人を騙してるのかな・・・?




もの凄くそう考えると気分が重い・・・。




そういう不安を全て話した。




そしたら『ならもう吐いちゃえー。』って。




< 140 / 235 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop