【長】Photo*Jumper
○●稀緒SIDE●○




いつも逃げてばっかりで後ろ向いて、




いつも本音と向き合うのを避けていた。




怖いから、ただ単純に。




自分の心を見透かされるのも、




自分を理解されすぎるのも。




いつの間にか深く潜入する事も恐れて




人との付き合いも表だけになった。




それは小学校の高学年から。




でも中学生になって変わった。




写真部の皆だったり、菜都未だったり、




准だったりいろんな人に出会って。




でも誰よりも深く関わってきたのは奏斗。




そんな奏斗を失うのも怖い。




逃げたくないのに、弱いウチの心は




言う事を聞かない。




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