【長】Photo*Jumper
「なんかあたった気がする。」




大地が不思議そうな顔をする。




「なにが?」




「悪い予感・・・。」




「あたったって・・・。」




頭の痛みはきっとそのせいだ。




つい怖くなってしまう。




「いいんだぞ。頼れよ、もっと。」




凛々しい横顔。




見惚れてしまう。




「・・・ありがと・・・。」




そういって腕に力をこめる。




大地が苦笑いする。




「菜都未ッ、腕の力強い。」




「んなッ!!」




「はははッ、いいよ。
 もっと頼って欲しい。」




「・・・意地悪。」




ホントはそう思ってないよ。




そばにいてくれてありがとう。





< 40 / 235 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop