一輪の、ひまわり。


これは、俺の我が儘だけど。


俺はまた、

君の声が聞きたいと思う。


くすみのない、透き通った声を。


いつ聞けるようになるかなんて、

わからない。


一生、聞けないかもしれない。


だけど、

優那が自分を許して、

前みたいに、屈託のない笑顔を向けてくれたとき、

声が戻って来る気がするから。








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