一輪の、ひまわり。


それから、しばらく彼を見ていた気がする。



「あ!ヤバいっ」





そう、彼のこと待たせてるんだった。


私は走って彼の元へ向かう。



だけど、

「そんなに急がなくてもいいよ。」


そう言ってくれて。



どこまで優しいんだろうって思った。







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