一輪の、ひまわり。
前に、
廃墟に連れていかれたときのこと、
思い出した。
あのときは、
大翔に知られたくなくて、
大翔の夢を守りたくて、
結局、大翔のチームメートの人が助けてくれた。
ほんとは、
誰かに助けてほしい。
でも、私知ってるから。
こんなことさせてるのは、
大翔のファンの子だってこと。
だから、私がやられないと
大翔の夢が壊されてしまうかもしれない…
そう思うと、
怖くても受け入れようとする自分がいるーー…。