Never Magic
映し出されたのはラボ(研究室)。
きっと、人間界のラボだ。
僕を誘拐した男性は、僕を柔らなそうなベットへと移した。
すると、扉が開く音が聞こえる。
誰かが入ってきたのだ。
男性は、その扉の方を向くと、言う。

『あぁ、お前か。見ろ、魔界の赤ん坊だ。こいつで実験をするんだ。永遠に切れぬ魔法を!この子に託す為に!』

『そうだな。これが旨くいけば俺らは有名人だ』

『あぁ。だが、この子はまだ小さすぎる。だから、もう少し我々の手で育てるのだ』

『俺らが?だったらもう少し育ってからで良かったんじゃないか?』

『我慢できなかったんだよ。俺らの研究が旨くいったらって想像をするだけでワクワクするんだ!』

僕は呆然と見ていた。
僕は実験の子として誘拐された。
Never Magic…彼らが開発した、魔法。
嘘……人間如きに魔法が作れるわけない…。
どうして…なんで…。

『スキップするよ♪二歳から三歳までは育ててもらってたからね。四歳の記憶に飛ぶよ』

そう言うと、スクリーンが変わる。
少し育った子が実験台だろうか、それに乗せられている。
それが…僕…。
僕は何もわからないまま、実験台の上で大人しくしている。
そして、彼らは何やらコンピューターを弄っている。
数分後、いきなり機会が起動した。
そして、実験台に乗っている僕の上にある、突起物が光りだす。
僕は何やら嫌な予感がする気持ちがした。
そう……嫌な予感は的中した。
その光出した突起物は光線を出した。
僕はそれに当たった。
そして、彼らはそれをじっと見ている。
光線を浴びた僕の姿が見えなかった。
悲鳴や叫びは聞こえない。

すると、爆発した。

いきなりだ。光線を浴び続けたからだろうか、いきなりの爆発。
ラボはボロボロになってしまっていた。
僕は…と言うと、体中怪我だらけで倒れていた。
酷い有様だ……。
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