Never Magic
第三王子
「あっ、朔」

「へ…」

僕は捜していた人物達の1人を指さした。
第三王子の朔(さく)だ。


「うわぁっ、ゆっきー」

驚いた顔で言う朔。
僕も驚いた、こんなに早く、そしてこのアイスの屋台の場所で会えるなんて。

「やっぱゆっきーも来たかったよね、人間界〜」

「うん……それもそうだけど、父さんから連れ戻してこいって」

「えーっ、やだよ。せっかくココにきたのに…」

朔はそう言うとアイスを食べ始める。
それを見ていると、僕も食べたくなる。
なので、僕も買った。
バニラが美味しそう。

「…すいま」

「あーっ、ゆっきー、レモンが美味しいよ。ゆっきー好きそう」

「あ、そう」

僕はバニラを止めてレモンを頼んだ。
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