君との約束
そらの彼氏。
ばしっっ!!



広い校舎に大きな音がなり響いた。


「いってぇな…!!なんだお前ぇ!!」

どんっ!
「きゃっ!」


「おい新汰、学校でしばくのはやばいって」。


「かまうかよ!」

茶色の肩までかかる髪の毛。
切れ長の綺麗な目。

細身でジャニーズ体型の体つき。

一見整った綺麗な顔立ちからは、想像もつかないような言葉を吐く。

ぺっ!!

新汰と呼ばれた男の子が、廊下の壁に崩れ落ちて頬をおさえている女の子に
唾をはいた。


キッ!!と、
女の子が新汰を睨んだ。

「昨日雅弥達と遊びに行くって言ってたけど、うそでしょ?」


「……!!なっなんでだよ!?」


「そらの友達が昨日新汰見たって!!S女の制服着た女の子と歩いてたって!」。


「…!!おっ…おれじゃねぇ!!」

「絶対新汰だったって言ってたぁ!」



昼休みの廊下で怒鳴りあう2人を、他の生徒がもっとやれとばかりに
面白おかしくやじを飛ばしだした。



「だいたい見たってゆうお前の友達って誰だよ!!もえか!?今すぐ連れてこいよ!しばきまわしたる!!」。


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