未来へのボール*SUMMER*

あたし達の雰囲気のせいか、

皆一気に静まりかえる。


「あの…さ。話したいんだ…けど…。」

目を游がせながらミナは言った。


あたしは、サクト先輩の方を見る。


「…。」

無言で頷く先輩。

時間をくれるらしい。


「うん。いいよ。」

あたしは、そう答えた。






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