未来へのボール*SUMMER*
「あ、先輩。神社が見えました!」
心なしか嬉しそうなラル。
「じゃ、鳴らすか。」
「はい。」
俺とラルは
鐘から伸びている綱を揺らした。
《ガランガランッ》
お、鳴った鳴った。
「じゃあ帰るか。」
「はい。」
俺たちはもと来た道を戻る。
……………で、事件は起こる。
《ペチャッ》
え、何。
「ひぃやぁっ!!!!!!!!」
「うおっ!?」
《バタンッ!!》
「痛い…。」
何が起きた。いやマジで。
てか、さっきのペチャッって何。
さっきの悲鳴何。
状況が全く理解出来ない。