未来へのボール*SUMMER*
バウンドの音が消えた。
「はい、終了です。
サクト先輩、ありがとうございます。」
「「「「「………。」」」」」
周囲は、唖然。
いつの間にか体育館から、
音が消えていた。
「す…スッゲェェエッ!!!!!!」
沈黙を破ったのはレムの声だった。
一方のラルは、
今のレムの声がでかかったせいか、
いつもより若干。
ひきつった表情を浮かべていた。
「え、何今の!?やべぇ!!
サクをあんなに簡単に抜けんの!?」
イラッ(-_-)。
レム…後でしばく。
「まぁ…練習すればそれなりに
形には成ると思いますよ。」
ラル…お前はどんだけ
バスケ上手いんだよ。まったく。
練習の後、ラルの周りに
人が群がったのは言うまでもない。