未来へのボール*SUMMER*
「はぁーい♪皆様ー!
次はラルが歌いまーす♪」
「ちょっ…(汗)。ミツ…勝手に…。」
ラル…ひたすらドンマイ。
…が。内心、
ラルの歌声を聞いてみたかったりする。
《~♪~♪》
既に前奏も流れている。
こりゃあ、逃げらんねぇな。
「いけぇっ!ラルッ!!」
…( ̄▽ ̄;)。
ラルは諦めたらしい。
大人しくマイクを受け取っていた。
「スゥ…。」
マイク越しに、
ラルが息を吸う音がする。
思わず、息を飲んだ。