未来へのボール*SUMMER*
――練習開始から約2時間後。
「…っきゃあぁっ!!!!」
《バタンッ!》
突如、悲鳴と何かが落ちた音が
建物内に響いた。
ふと、音のした方を見ると。
バスケットゴールの下に、
誰かが倒れていた。
誰…??
その人にシノ先輩が慌てて近寄る。
「ちょっ…マナ!!大丈夫!?」
マナ…??
ってマナ先輩っ!?
あたしも慌てて駆け寄る。
「マナ先輩…っ。お怪我は!?」
あたしはマナ先輩の体を見る。
手は…大丈夫。
肩…腰…見る限りは大丈夫。
後は…。
「……っ。」
なんっつーことだろう。
「いった…(汗)。」
マナ先輩は、足を捻ってた。