未来へのボール*SUMMER*
《ピピーッ!!》
いつの間にか、試合は終わっていた。
結果は圧勝。
ラルのお陰だな…(。-∀-)。
「皆お疲れ!!ちゃんと水分取ってね!!」
シノがせっせと働く。
「10分後から女子の試合を始めます!
選手は準備しておいて下さい!」
10分後か…。
てかマジでラルどこ行った?
「ねぇ、サクッ!!」
「ん?何だシノ。」
「あの曽又高の女子の選手の中に
大物がいたわよ…( ☆∀☆)。」
何で楽しそうなんだお前は。
「で、誰だよ。」
俺が聞くと、シノはスッと
目立たないように指を差す。
指が差されたその先には、
女子ながらも身長がかなり高めの
細身の後ろ姿があった。
………て。
「後ろ姿じゃ分かんねぇよ(-_-)。」