明日、世界が消滅します。
明日、世界が消滅します。
「ごめん、別れよう」
目の前のあたしの彼氏は確かにそう言った。
「え?」
あたしはと言うと上手く状況が理解出来ずに
思わず疑問符を付けて聞き返してしまった。
いや、でも、今何て?
あたしの疑問符に彼は小さな溜息を吐くと
真顔で言ってのけた。
「だってお前、面倒臭いんだもん」
ピシッ、
あたしの中のナニカに皹が入った気がした。