あなたを好きになった事
放課後の出来事

次の日の朝

「アイル朝よ起きなさい」
朝からお母さんのうるさい声がした。

「もう起きてるよ。」
少しイライラモードの私。

「おはよーアイル」
お姉ちゃんは何時もよりも早い時間に起きていた。

「お姉ちゃん何で今日早いの?」お姉ちゃんとは1つしか違わない。

「朝練だから」
そう言って家を出た。

「行ってきまーす。」

「行ってらっしゃーい。」

そして学校に行くといつものようにアミとハルが話していた。

「おはよーアイル〜!」
陽気に来る2人

「おはよーどうしたの?」
不思議に思い聞いた。

「昨日のデートどうだった?」
来てそうそうちゃかす2人

「どうって言われても…」
その時

「おはよーアイル」
頭を撫でた彼。

「お2人さんいい感じじゃん」
ちゃかす2人

「おーい席着けよ!」
担任の声

サボりたくなる授業。

そして下校時間サスケをいつものように待っていると

「この前のカワイイ彼女じゃん!」
振り返ると遊園地で会った不良の1人だった。
「来ないで!
帰って」

「そこ何してる?どこの学校だ?」

先生がかけつけ不良は帰った。

しばらく立ち尽くしていると肩をたたかれ振り返るとサスケがいた。

「待たせて悪かった。
帰るぞ!」

何も知らない彼は笑顔で言った。
その日の帰り道彼の表情が朝と違う事に気が付いた。

それはさっきの出来事を知っていたような表情だった。

「アイル、俺が来る前何が合った?」
「遊園地で会った不良が来て。
でも先生が来たから相手は逃げた」

「お前と一緒に居れば良かった。」
彼はそう言ったまま何も言わなかった。

「今から俺ん家来いよ!」
手を強く握る彼。

「うん。」
私は彼の家に行った。

「私、サスケを困らせるつもりなんて無かった。
だから…」

「もう気にするな。
俺が何とかするから。」

私は強く抱きしめられ何も言えなかった。
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