威鶴の瞳
「爆弾、落としていくの。精神的な爆弾。落とす度にあなたはスッキリする。依頼人は満足する。そういうお仕事」
「仕事?」
「そう、遊ぶお仕事。依頼人からの報酬が、あなたのお金になる」
──金、か。
住む所を出て来た俺は、家を探さなければいけない。
それはつまり──金が必要だということで。
「やる」
ちょうどいい。
それに憂さ晴らしにもなりそうだ。
「ついて来て」
そう言ったレインに付いて行き、俺はBOMBの──バイトとして、働くことになった。