威鶴の瞳
──7時、たったの三時間睡眠でも、十分な体力回復。
依鶴もしっかりと意識が戻ったようなので、現状を解説してから一応男スイッチをoffした。
それからトーマの様子を見に行くと──まぁ、起きてるわけないですよね。
そうか、3時間って普通ならまだまだ寝たりないんだっけ……?
なんて思い出して、不思議と笑う。
少し、トーマの寝顔が可愛く見えた。
……あ、威鶴トーマにタオルケットくらいかけてあげればいいのに、まったく。
寝室に戻り、一枚タオルケットを引っ張り出してきて、トーマにかけた。
さて、それから私は占いの用意をしなければいけない。
軽く朝食を作り……トーマの分も作って冷蔵庫へ。
自分の分を食べてから、シャワーを浴びて、出たらいつも通りキャミワンピを着て、そのままキッチンヘ直行。
冷蔵庫から牛乳を取り出し、コップに注いで戻す。
一口飲んでからコップを持ってリビングへ行くと──……。
忘れてた。