威鶴の瞳
「そういえばトーマの方は?パートナーと浮気してない?」
「あの女王な性格じゃ浮気したくても出来ねぇって。する気もねぇけど」
「ソラはあの性格直さなくちゃ、いつまでも結婚出来なそうだしね」
「まぁいざとなればチョコじゃねぇか?威鶴はお前の中に入っちまったしな」
「ムリだって!トーマいるし、女の子だし、あたしでもあったんだから」
「だな。誰にも渡す気ねぇけど」
ドキッ
不意打ち、反則。
トーマは時々すごく恥ずかしいこともペラペラと話してくる。
女慣れしてるみたいで少し複雑。
「お前も、結構前から俺に惚れてたもんな」
「は、恥ずかしいから黙って」
「病院でのだいたーんなコクハク」
「あ、あの時はとにかく何もなくなると思ってたから必死で……!!」
「まぁ俺も、まさか記憶が統合されるなんて思わなかったからな。焦ってたし落ち込んだりしちまったしな」