十四歳の夏 あんなことやあんなこと


僕らは、ゴミオの説明を聞いて大人ってスゲーと思ったり大人ってやらしいとも思った。



だけど、一番やらしいのは、僕らの頭の中だったに違いない。



頭の中は、やらしい事でパンパンだった。



頭の中では、やらしい事が九割を占め後の事なんて一割もなかったのではないかと今では思う。



基本的に今でも男だから変わってないが、今は仕方なく考えなくてはいけない事が多い為に、やらしい事を考える割合が減った気がする。



まぁ、それは良いとして僕とゴミオは、海からプールに場所を変えて泳いだ。



僕らにとってプールは、海に比べるとスリルが無くてジャングルを離された動物のような気分だった。



しかし、先輩が来るとその野生児もすっかり野生さを無くして先輩を見つめた。


先輩は、スクール水着よりも少しだけセクシーな水着姿だった。


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