ヤンキーなprince&天然なprincess
そこにいたのは
長嶋 姫南だった

「探し物はこれ?」
「あ、ども…ありがとうございます」

どうやら、俺が誰だか気づいてないらしい

「お弁当箱とか無くすもんじゃねぇだろ」

そう言うと

「そうですよね」

ふわりと笑い、ぺこりと頭を下げた





あ、そっか
あのパーティーがあった日は
黒に近い色に髪染めてたし
だったしスーツだったし…

なのに今は

金髪に近い色に染めた髪
着崩しまくった制服
どこのヤンキーだよっつー感じだ
だが、これが本当の俺だ
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