プロローグ
1999年/4月

美香「沙羅!学校遅れるよ~!」
沙羅「ちょっと待ってぇ~。美香ごめん!!待った??」

美香「早く行こ!今日は、卒業でしょ?忘れたの??」
沙羅「あ、忘れてたw」

美香「もぉ、沙羅ったら、小学校の時から、忘れんぼさんなんだから、いい加減大人になりなよ!w」
沙羅「はぁ~い。ww」

卒業式終了後・・・・・。

美香「沙羅帰ろ!」
沙羅「うん…。」

美香「何?どうしたの??」
沙羅「ハァー。あのね、さっき、拓也から電話があったんだ。。」

美香「それで?」
沙羅「『今日、海で会いたい』って。でもね、拓也真剣に話してるから、もしかして、別れ話だったりして・・・って思って。」

美香「沙羅!そんなことないってば!!沙羅は、拓也と16年も付き合ってるんだよ?心配する必要ないんじゃないかな?もしかして、結婚話だったりするかもよ??」
沙羅「そっ、そうだよね!心配する必要ないよね!じゃぁ、放課後、美香と一緒に帰れなくなるけど、拓也と会ってくるね!」

美香「うん。そうしな!」

まさか、一本の電話で、別れ話になるとは、予想できなかった。
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