独りじゃないよ
小学校低学年の頃は、週に何日かの夜はお祖母ちゃんと一緒に寝る事が当たり前だった。
この日もいつも可愛がってくれるお祖母ちゃんと一緒に眠る日だった。
いつもと特に変わった事もなく、お風呂に入った後直ぐにベッドの中に潜り込んだ。
「電気消すよ」
「うんっ」
いつも私が先にベッドに入り、スタンドライトの明かりを頼りにお祖母ちゃんはベッドまでたどり着く。
お互いベッドに潜り込んだらまず最初にする事があった。
「目覚ましは何時に鳴らす?」
「何時でもいいー」
「それじゃあ六時に鳴らそうかね」
「うんっ」
毎回このやり取りをするが、たいてい目覚ましをセットする時間は朝の六時だ。
これはお祖母ちゃんが起きたい時間。
私はこんなに早く起きる必要はない。
この日もいつも可愛がってくれるお祖母ちゃんと一緒に眠る日だった。
いつもと特に変わった事もなく、お風呂に入った後直ぐにベッドの中に潜り込んだ。
「電気消すよ」
「うんっ」
いつも私が先にベッドに入り、スタンドライトの明かりを頼りにお祖母ちゃんはベッドまでたどり着く。
お互いベッドに潜り込んだらまず最初にする事があった。
「目覚ましは何時に鳴らす?」
「何時でもいいー」
「それじゃあ六時に鳴らそうかね」
「うんっ」
毎回このやり取りをするが、たいてい目覚ましをセットする時間は朝の六時だ。
これはお祖母ちゃんが起きたい時間。
私はこんなに早く起きる必要はない。