地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜


流石というか、なんというか……私達の息はピッタリで。

紐で繋いでないのに、歩幅も同じで……無理なく歩けるっ!!


「……凄い凄いっ!!」

「優勝できるんじゃないの!?」

「むぅ…私と芽有ならできるかなぁ……?」

「できるよ、きっと!!」


お互いに見つめ合い、笑い合ったその瞬間……


ドンッ、


という鈍い音と共に、私の身体が男の人にぶつかった。


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