地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜



優しい温もりに包まれて…安心した私は思わず目を閉じた。


――でも、


「……ありがと。龍真」


一度胸の中に根付いた、

『私は龍真の隣に居ていいのか』

という不安は……中々消えてくれなくて。


答える声は少し、暗いトーンになってしまった。



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