地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜



それからは『短剣』を持って来る事や【鬼】の特徴、

『短剣』の力だけじゃ心許ない…と思った時は、玄関に飾ってある

『人守り』の【核】に短剣をかざせば良い事など……

お互いの情報を交換しあってから電話を切った。


「ふぅ……」


そっか…玄関に置いてあった大きな『水晶玉』って、『人守り』の【核】だったんだ。

だから我が家で鬼を一匹も見かけないのかな?


……なんて考えてたら、時刻はもうすぐ8時。


「やばっ、今日も見回りやるんだったよぅ…!!」


慌てた私は、自分がまだお風呂に入ってない事にも気付いて


「はわぁ……っ!!」


お風呂セットを手に取ると、ダッシュでお風呂場へ向かった。



――――――…
―――――…



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