地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜



『うぅ…いい人達だなぁっ!!』


心の中でそんな事を呟きつつ、注文を持って奥へ引っ込もうとすると……


入り口からガチャッ、という音と共に


「お前は敵か味方か。答えろ!!」


……そんな低い恫喝の声が聞こえてきた。


ちらりとそちらに目を向けると、


「……なんだ、客か。ならば入るがいい」


そう言いながら構えていた銃を下に降ろす、眼帯メイド――瑠美がそこにいた。

そして、その後ろにいたのは……


「神無ちゃんどこかなっ」

「あぁ、マイ☆シスターズ…!!」

「……二人とも、落ち着いてくださいね?」


厨二病喫茶が決まった時から気にしていた三人だった。



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