地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜



今まで、黒い【核】によって【鬼】にされていた人は


なんらかの負の感情を、虚ろな目でずっと呟いていたのに……

芽有にはそれが、ない。


「…………くすっ」


瞳に、明確な嘲りを含ん微笑しているのみ。


――…その時、私の耳にある言葉が蘇った。



< 325 / 514 >

この作品をシェア

pagetop